世界でもまれとされる銅山

愛媛県新居浜市の松山自動車道を走り、新居浜ICを降りて約15分の所に、マイントピア別子端出場ゾーンと呼ばれる、人気の観光スポットがあります。 新居浜市南部の赤石山系に、かつて世界一の産銅量を誇った別子銅山があります。その歴史は1960年に、あるひとりの鉱夫が露頭と呼ばれる、鉱床が地表に露出している部分を見つけたことに端を発すると伝わります。その翌年、今でいう有名な民間企業が幕府の開鉱許可を得て採鉱を開始しました。 別子銅山には平均の厚さ2.5m、幅1100mの大鉱床が、山頂付近から地下に向かってのびており、産出された銅は美しいローズレッドの色が特徴的でした。江戸幕府はオランダや中国との貿易の決済にこの銅を使い、諸外国からジャパンカッターとして重宝されたといわれています。 別子銅山は、鉱床の規模や採掘された銅鉱石の質の高さだけでなく、一民間企業によって283年という永きにわたり経営されたという点も、世界的に見て珍しいとされています。

 

隣接された温泉施設も人気

現在、1930年から1973年の閉山まで採鉱本部が置かれていた端出場は、遺構を活かしたテーマパークであるマイントピア別子となっています。1893年に架けられたドイツ製のピントラス橋や1912年完成の旧水力発電所など、国の登録有形文化財が点在しています。近代化を躍進させた現場の空気に触れてみましょう。 また、鉱山鉄道のりばがある本館の温泉施設、ヘルシーランド別子も人気です。天然の別子鉱泉を利用した多彩な浴槽で、旅の疲れも癒されます。園内には、大人も子供も夢中になれる砂金採り体験もあり、楽しさ満載です。